





装甲騎兵ボトムズTV版で主人公キリコが最後に搭乗するATのラビドリードッグ。それまで主人公専用機なるものが無かったボトムズの世界でキリコだけに与えられたヘビー級アーマードトルーパーがこのラビドリードッグです。TV放送終了後40年以上経つ今、時を越えて1/24スケールでプラマックスからプラモデルが販売されるという驚愕な事実を知り半年前から予約してついに購入しました。
このプラモデルは降着姿勢は無いもののフル稼働で色分けされたランナー、接着剤無しでも組立られる2025年の最新キットです。ボトムズのプラモデルといえば会社が無くなってしまった旧タカラキットを思い浮かべますが現代の技術で精巧に蘇らせたPLAMAXのプラモデルは1/24フィギュアも入っていてその意志を引き継いだ正当なる後継者と言えるでしょう。



ソリッドシューターを持たせてアニメ当時を40年振りに再現した感動を手にできます。
各部の関節も硬く保持されポージングを決めて飾るのに適した最新設計が手にとって分かるでしょう。
ほんとよく出来てる1/24キットです。


しっかりしたモールドや際立ったエッジがガンプラとは違うボトムズの世界感をプラモデルでも味わえます。胸のエアダクトは80年代の自動車で流行ったインタークーラーのダクトでターボ車をアピールする当時のアイテムでしたね。




左腕のアイアンクローが凶暴なイメージです。パーフェクト・ソルジャーが乗る機体はブルーティッシュドッグ(フィアナ専用機)もストライクドック(イプシロン専用機)もアイアンクローがデフォルトなんですね。






1/24キリコフィギュアが付いてきます。しかも顔が精巧に作られているので色を乗せるだけでくっきりとした表情が描けます。頭部はニヤケ顔とすました表情の2種類入ってるので好きな方を選べます。
今回は「俺は神に選ばれたんだ。来たぞワイズマン」の顔を選択しました。

ラビドリードッグに付属するパーツは沢山あります。3種のハンドパーツ、破損した左腕、背面フック、ベルゼルガDT用ライフルなど余すことなくラビドリードッグを楽しめる心遣いが嬉しいプラモデルキットになってます。

1983年に発売された旧タカラ スコープドッグと並べてみました。
サイズがミドル級のスコープドッグと比較しヘビー級のラビドリードッグは一回り大きくアニメ設定上と同じ様に作られてますね。どちらもカッコイイプラモデルです。
PLAMAX 1/24 装甲騎兵ボトムズ ラビドリードッグ組立てレビュー
2025年に販売されたキットなのでとても良く作られてます。パッケージは40年前にお蔵入りしたイラストが使われたそうです。制作側の気持ちが込もってますね。




PLAMAXのプラモデルはうれしいフィギュア付きです。これは旧タカラのプラモデルはフィギュアが必ず入っていたので、これは嬉しいですね。Waveもおまけフィギュアお願いしたいです。


PLAMAXのプラモデルはパイロットフィギュアは付いてきませんでした。たまたま余ってる旧タカラのパイロットフュギュアがあったので加工して座らせました。


あらやだコックピットにピッタリじゃないですか!1/24スケールで旧タカラとサイズピッタリ合うように作られてます。嬉しいですよプラマックスさん。




説明書をよく読まずにパチパチとハメて作ったらパーツが白化したり折ってしまったりと、焦らず説明書を読みながら作りましょう。そうリカバリーも楽しい時間です。
あとパーティングラインがやや目立ちますので400番紙やすりで消して800番→1500番で表面を整えました。


ドライヤーを使って歪んでるハッチや白化した部分を炙って修正しました。
クリアパーツはハメる側に明るいアルミシルバーを塗ってからクリアパーツ裏側にクリアカラーを塗りました。メインカメラは四角いクリアパーツのみクリアグリーンを塗ってます。


素組みが完了したら付属の水転写デカールを説明書の通りに貼っていきます。デカールは硬いシールでマークセッターで軟化するのに時間が掛かるのとしっかり水抜きしないとシルバリングを起こすので濡らした綿棒で押し均しながら貼り付けました。


デカールを貼り終えて一日乾かしたらつや消しトップコートを吹きます。
僕はエアブラシを持ってるので水性ホビーカラーのつや消しクリアを3度重ね塗りしました。


トップコートを吹いてから立体感を増したいのでエッジに刷毛を使って色を乗せました。ブルーにはホワイト(スノー)、ホワイト部は青焼け、アイアンクローにはシルバーを角に付けて再度つや消しクリアでトップコートを吹いたら完成です。
改造箇所
キットの出来が良く、合わせ目が見えない新設設計でほぼ無加工で出来ました。
ポージングも自由度の高い2重関節でフル可動のラビドリードッグになってます。
予備でリベットや小パーツがランナーにおまけで付いてきますので好きにディテールアップできます。
今回は使わずに素の状態で作成しました。いや、何もせずに十分にカッコイイ!
ギミック
降着姿勢とアームパンチはオミットされてますがそれ以外は動きはほとんど再現されてます。

コックピットハッチ開閉
1/24サイズならではのコックピットハッチが開閉します。ハッチを開けるとコックピットを精密に表現されてます。ここはストライクドックと共通です。

首振りOK
頭が戦車の砲台みたいに回ります。ターレットレンズも左右にスライド可能です。ターレットは設定通り回転しません。

バイザーが上下できます
バイザーは上だけでなく下にも下げれるようになっていて、神に選ばれたキリコが周りを見下した感じのビドリードッグが表現できます。

バックパック開閉
このギミックは執念か?蓋を開くと滑り台が前にスライドして出てきます。ここから時限式爆弾を落として追跡してくる敵を破壊します。

アイアンクロー
左手はアイアンクローになっていて爪が可動します。爪を大きく開いて後方にスライドさせるとマシンガンの銃口が出てきます。
レシピ
ゲート処理・パーティングライン消し
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接着なしで仮組み
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部分塗装:レンズ、コックピット、フィギュア
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墨入れ:水性フラットブラックを水で希釈して流し込み
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付属の水転写デカールを貼付け
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水性つや消しクリアー(クレオス)をエアブラシで塗布
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エッジにウエザリングマスターを刷毛塗り
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水性つや消しクリアー(クレオス)をエアブラシで塗布し表面を保護
使用塗料

小生の感想
成形色を活かして塗装無しで作れるラビドリードッグです。サイズも1/24と大きくて迫力あります。40年以上の執念で製品化されたプラモデル。これが現代で遊べるなんてほんと凄いです。
キリコが別人に変わり支配者になっていく姿とそれを止めようとするフィアナとシャッコや仲間たちが印象に残ってます。OVAではこのラビドリードッグがメルキア軍の量産型ATになってるのも面白かったですね。





