HG 1/144 ジーライン・ライトアーマー

HG 1/144 ジーライン・ライトアーマー ガンプラ

日の目を見なかった試作機をバンダイがプラモデル化したRX-81ジーラインライトアーマーです。

ジーライン・ライトアーマー
一年戦争末期にRX-78ガンダムの量産化を検討し頓挫したモビルスーツ

ガンダムの量産化を目指して開発されたRX-81 ジーラインに装甲を装着したライトアーマーです。一年戦争末期にRX-78ガンダムをベースに開発された様ですが既にジムが量産化されているので出番は無かったかと。HGジムが770円に対しジーラインが3,630円とガンプラでも5倍もコストが掛かるモビルスーツの量産化は無茶だと思います。なので開発が頓挫するのも当然ですね。なのにバンダイは商品化してきました。これは買うしか無いでしょ!で作ってみました知らないガンダム。

このプラモデルは3形態を楽しめるように作られてます。
アーマー類を外した素体のRX-81と装甲を取付けたライトアーマー。背後のバックパックにミサイルランチャーとスタビライザーを搭載したライトなのにヘビー装備。
ジーラインにはスタンダードアーマー(ブルー)もあってアーマーを軽量化した機体がライトアーマーなのに重装備とかコンセプトがブレブレなのも興味深いです。

RX-81 ジーライン

素体だけ見るとジムに見えるのですがガンダムだそうです。頭部のバイザーを外すと奥にちゃんとツインアイがあります。青いバイザーは保護シールドだそうでそれこそコスト高ですよね。

ジーライン・ライトアーマー

ここでやっと飛び道具の出番です。ジーラインの武装はバレルの長いヘビーライフルとビームサーベル。頭部のバルカン砲はガンダムから引き継いだのでしょう。

ジーライン・ライトアーマーフル装備

ライトアーマーなのかフルアーマーなのか発想がやっつけ的なのが試作機らしい。

HG 1/144 ジーライン・ライトアーマー 組立てレビュー

HG 1/144 ジーライン・ライトアーマー開封

HGにしてはお値段張るプラモデルです。パーツ数も多くHGにしては外装パーツも有りとても作りごたえのあるキットでした。
ガンプラの最新技術が盛り込まれており接着剤不要の合わせ目消し無しで組み立てられます。外装パーツもスナップフィットでシッカリ固定。いやバンダイの精度はほんと凄いです。タカラのボトムズを作ってきた僕からしたら天と地の差です。関節の保持力もなかなかでポージングも決めやすい。
難点なのは入手困難なプレミアムバンダイ限定商品ということ。運良くスタンダードアーマーと一緒に購入できたので買えてよかったと思えるプラモデルです。

ギミック

型落ちのモビルスーツなのに最新のガンプラなので新しい技術が惜しみなく投入されてます。

二重関節

二重関節

肘関節が2重関節になってます。
腕を180度曲げることが可能です。
今のプラモデルでは当然ですね。

肘下ロール

肘下ロール

二の腕のロール以外にも肘下腕のロールが可能です。
角度は30度くらい捻じれます。平面から立体的に表現が上がってます。

肩引き出し

肩引き出し

肩関節はボールジョインと引き出し式の肩ジョイントが入ってます。ビームサーベルの両手持ちも難なく可能です。
ただし前後にグラグラするから速乾性木工ボンドで緩み止めしました。

胴体2重関節

胴体2重関節

腰が屈折できるようボールジョイントが胸と腰に入ってます。前後左右に上半身を傾けることが可能です。たぶんコアファイターは無いんでしょうね。

股関節スライド

股関節スライド

股関節が前後にスライドできます。
パーツの裏表が違うと腰がカクカクしちゃうので硬くなる面でハメる必要がありました。

膝関節延長

膝関節延長

膝が180度曲がるように引出し式の2重関節になっています。HG高機動型ザクと同じ仕組みですね。

スタビライザー

スタビライザー

フル装備状態のスタビライザーが上下に角度が変えられます。直進性を向上する機能ですね。スタビライザーといえばボトムズのリーマン機を思い起こします。

可変スラスターカバー

可変スラスターカバー

ふくらはぎのスラスターカバーが開きます。出力の違いによって開くのでしょうか?展開すると脚部にボリュームがでます。

ヘビーライフル

ヘビーライフル

ライトアーマーのライフルはスタンダードと違うオリジナルの形状でした。ロングバレルで頭部のセンサーと連動させる遠射向きですね。

レシピ

ストレート組み

完成度の高さに感動する

ゲート跡をガラスヤスリ→800番→1500番で処理

色分けされてないパーツを筆塗り

コピック0.02mmグレーとブラックで墨入れ

市販の水転写デカールを貼付け

水性ツヤ消しクリアー(クレオス)をエアブラシで塗布し表面を保護

塗装レシピ

ランナーの成形色が美しいので成形色を活かし部分塗装のみで仕上げました。

  • スラスター部分をガンダムイエローとガンダムレッドを調合して筆塗り(7対3)
  • 背面バーニアをガンダムマーカーメッキシルバーでペン塗り
  • ランドセルの円をガンダムホワイトで筆塗り
  • 素体のマイクロジェット噴射口をガンダムグレーで筆塗り
  • スタビライザーの後部ボタンをニュートラルグレーで筆塗り

小生の感想

この人気のないRX-81をガンプラで再現して販売したバンダイに賛称を送りたい。
量産機を目指したのに装備が豪華すぎて方向性を見失ったジーラインプロジェクト。しかもガンダムの部品流用の型落ちモデルで少し後にはガンダムMk-2が生産される。こういう訳アリのプラモデルが好きです。熱いですよバンダイさん。

ジーライン2機

今回使ったアイテム

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