タカラSAK 1/24 装甲騎兵ボトムズ ブルーティッシュドッグ

タカラ1/24ブルーティッシュドッグ ボトムズプラモデル

Waveの1/24ボトムズプラモデル第2弾に過去のタカラと同様ブルーティッシュがNo.2として発売されるのを期待してましたが全然発売されないので40年前のタカラ旧キットを探してブルーティッシュドッグを組立てました。

タカラSAK 1/24 ブルーティッシュドッグ組立てレビュー

装甲騎兵ボトムズでフィアナが乗るパーフェクトソルジャー専用のATブルーティッシュドッグです。
フィアナ専用機ということでノーマルのスコープドッグと比較し武装や強化ランドセル、ローラーダッシュの増設ホイールが専用設計に作られてます。

入手できたのはパッケージがフルカラー印刷ではない簡易版です。経年劣化か簡易版だからかランナーのプラスチックに柔軟性がなくパキパキ折れてしまう代物でした。

簡易版ブルーティッシュドッグの箱
プラモデルの箱に書いてある文字がブルーティシュドッグでッの脱字があります。2色印刷で簡易版なのが明らかです。
パーツがボキボキ折れちゃいます

廉価版だからですかね?パーツが乾いた感じで割れやすいです。もっと古いメルキアカラーラウンドムーバーモデルでは大丈夫だったので再販の段ボール地のパッケージは気を付けたほうが良いです。

仮組み合わせ目確認

タカラ旧キットは合わせ目消しなど考える時代ではありませんでした。なので歪みやヒケ、段差をランナーパテを使って整えていきます。仮組みして補修箇所を探していきます。

ランナーパテを挟んで接着

肩アーマーの丸みもランナーパテを盛って丸み出したりパーツの合わせにランナーパテを挟んで接着しました。
合わせ目に段差が出たらパテを上塗りして平らにします。
今回のランナーパテは速乾性流し込み接着剤にランナーを溶かして作りました。

パーツ塗装ラッカー塗料

合わせ目を消したらサフも吹かずにいきなりエアブラシで塗装していきます。使った塗料はガイアノーツのラッカー塗料。アクリルと違って塗装面の食いつきが良いのでラッカーにしました。ラッカーなので筆塗りでも綺麗にできます。

股関節を強化パーツ

パーツの強度が弱くボッキリ折れそうな股関節のパーツをプラリペアを使って複製しました。強度は10倍上がった筈。しかしブンドドできるプラモデルではないので可動域は相変わらず狭いです。

ハッチが閉まらない

説明書とおり組むとハッチが閉まりません。左手と操縦桿を下げないと天井に当たってしまいます。接着する位置を下げました。
あとハッチのシリンダー穴が細く棒ヤスリで少し広げる必要がありました。

ギミック

コックピットハッチ開閉

コックピットハッチ開閉

コックピットハッチが開いて内部が精密に再現されてます。とても40年前とは思えないクオリティーです。フィアナのフィギアも付属してます。

アームパンチ

アームパンチ出ます

接近戦で有効なアームパンチが再現されてます。火薬の爆発力で相手の装甲を打ち砕きます。手が拳でないので突き指しそうです。

ターレットレンズ回ります

ターレットレンズ回ります

ボトムズと言ったら回転する頭部のカメラですよね。タカラのキットも回転できるよう作られてましたが軸が細くて折れちゃいました。なので接着。

バイザー上がります

バイザー上がります

頭部のバイザーが上がる仕組みになってます。バイザーを上げるとパイロットのフィアナを見ることができます。

頭部が回転します

頭部が回転します

頭部は左右に回転ができます。昔のキットなので回すのが硬いです。さらにパーツがカチカチに硬いのでパッキと割れそうです。

増設ホイールが回転します

増設ホイールが回転します

ブルーティッシュドッグ固有の増設ホイールがコロコロと回ります。ターンピックや足裏のローラーは固定で動きませんでした。

アイアンクローが動く

バルカン砲とアイアンクローが動く

右腕のバルカン砲がちゃんと回転します。リアルにミリタリーを再現した作りですね。腕に刺さっているマガジンはショートタイプを接着しました。

PRSPパック

PRSPパック

高出力するためのPRSPパックを背中に装着してます。PRSPパックは脱着が可能です。バルカン砲の予備マガジンは無くしそうなので接着しました。

レシピ

タカラ旧1/24キットを部分接着しながら仮組み

ランナーパテを使ってパーツの貼り合わせ、ヒケ埋め

合わせ目をヤスリがけ 平棒ヤスリ→400番→800番→1500番

ランナーパテで肩アーマーの造形などを修正

消えてしまったモールドをPカッターとエッジングノコで再スジ彫り

各色を全塗装 エアブラシと筆塗り

コピック0.02mmブラックペンで墨入れ

付属の水転写デカール貼付け(説明書通り)

水性つや消しクリアー(クレオス)をエアブラシで塗布

立体感を出したくウェザリングマスターでエッジ表現

水性つや消しクリアー(クレオス)をエアブラシで塗布し表面を保護

ブルーティッシュドッグ使用塗料

接着部分

当時の旧キットはパーツが分割されており、全て接着が必要です。
パチ組出来るパーツは一つもありません。当時、このキットを付属の接着剤で組み立てると今思うと逆にビックリです。合わせ目消しなんて技術も昔は無かったんですね。

  • 何もかも全て接着
  • 接着しないと仮組みも出来ません
  • 使わないけど付属の接着剤は古すぎて硬化してます
  • 接着しても真ん中に合わせ目だらけです

ランナーパテ

昔のプラモデルだから接着しても段差や隙間が当たり前の様にあります。これを今風に、合わせ目消しするには接着面を整えるか、ランナーパテを挟んで接着します。

ランナーパテの材料
ランナーパテ完成
ランナーパテ塗り

ランナーパテはローズピンクのランナーを細かく切ってタミヤセメント速乾性流し込み接着剤で溶かして作りました。
どうせ段差や隙間だらけなんで塗料のヘラにパテを取ってパーツの合わせ目に盛って貼り付けてます。
タミヤセメントが速乾性なので乾燥時間は半日くらいでヤスリがけできます。ただ、乾燥が早いので生乾きで粘土状にして形を作る作業が逆に難しかったです。

小生の感想

スコープドッグの中では珍しいパーフェクトソルジャー専用機です。ファンタムレディー・プロトワン。そんなの名前じゃない。フィアナと名付けたのはキリコでしたね。主題歌「炎の定め」炎はフィアナの事かもしれません。触れ得ざるものはキリコでなくフィアナだったのかもしれないとロッチナが語ってました。寿命が2年しかないパーフェクトソルジャーは延命のためにコールドスリープしてカプセルに乗り、戦いの無い未来で目覚めることを祈って宇宙へ旅出しました。最高のラブロマンスですね。

今回使ったアイテム

ガイアノーツ ガイアカラ- 15ml AT-21 ローズピンク
ガイアノーツ ガイアカラ- 15ml 053 ノーツフレッシュピンク
ガイアノーツ AT-05 ダークブルー 【ボトムズカラーシリーズ】
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.80 ウェザリングマスター B (スノー) 87080
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