ホビーメーカーのタカラがプラモデル事業撤退前にボトムズで最後に販売された1/24スタンディングタートルを40年経った2024年に組み立てました。タカラ最後のプラモデルなので初期のスコープドッグに比べて製品精度が高まってます。
タカラSAK 1/24 スタンディングタートル組立てレビュー
スタンディングトータスを湿地戦用に改修された初期をイメージしてクメン王国のポル・ポタリア専用機を制作しました。幼馴染のモニカも一緒です。
ヘビー級ATだけあってスコープドッグのミドルクラスと比べると一回り大きいですね。
メイン武器もマシンガンでなく大型のハンディロケットランチャーです。
基本、筆塗りの全塗装しカラーはポル・ポタリア専用機をイメージしオリジナル色で塗りました。
ボディーはオリーブドラブとホワイトの組み合わせです。ホワイトは立体的に見えるよう角にウェザリングマスターを筆に付けてブラッシングしシャドーを塗りました。
武器のハンディロケットランチャーとフレイムスロウワーはガンメタリックで艶を出してます。
脚部の下駄(スワンピークラッグ)は試作機らしさを意識し色違いのギルガメス軍ライトブルーグレーで塗ってます。
パイロットは付属のフィギアを角刈りからパーマネントにしたポタリアです。
パイロットスーツは専用機では白いスーツなのでポターにも着せてみました。
モニカは付属のココナを参考にランナーパテを使って造形しました。
ギミック
コックピットハッチ開閉
コックピットハッチが開いて内部が精密に再現されてます。ハッチが開いた状態で固定できないけど良く再現されてます。パイロットはポタリアを搭乗させました。
アームパンチ
後期のスタンディングトータスやタートルに追加装備されたアームパンチが再現できます。ストロークはやや短めですね。
バイザーが下がります
頭部がスライドして目視で前を見ることが出来ます。開いた状態で飾ることはまず無いですが開けばポタリアがこんにちはします。
スワンピークラッグ
トータスとタートルの大きな違いスワンピークラッグが付いてます。クメン王国の沼地で歩行性能を高める下駄を履くことが出来ます。
サイドウインドウ
コックピット横に窓があります。しかも弾が貫通するので防弾ガラスじゃありません。後の14系トータスは鉄板で塞がれました。
レシピ
タカラ旧1/24キットを部分接着しながら仮組み
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ランナーパテを使ってパーツの貼り合わせ。
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合わせ目をヤスリがけ 平棒ヤスリ→400番→800番→1500番
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消えてしまったモールドをPカッターとエッジングノコで再スジ彫り
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ラッカー塗料で全塗装 筆塗り
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コピック0.02mmブラックペンで墨入れ
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付属の水転写デカール貼付け(説明書通り)
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水性つや消しクリアー(クレオス)をエアブラシで塗布
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立体感を出したくウェザリングマスターでエッジ表現
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水性つや消しクリアー(クレオス)をエアブラシで塗布し表面を保護
使用塗料
小生の感想
子供の頃、三目のロボットとしてスコープドッグと同等に印象に残っていたスタンディングタートル。
改めてTVアニメを観るとゲリラを支援する秘密結社が提供していたATなんですね。しかも惑星メルキアにあるクメン王国でギルガメス軍の支配下での内紛。大人になって政治背景を知りながらアニメを観ていくと新鮮に感じました。タカラ最後のボトムズプラモデルとなった悲しき過去と歴史を振り返る感慨深い商品でした。